元西武・野田昇吾の現在!ボート転身の真相と妻・佳村はるかとの絆
プロ野球のマウンドで躍動した左腕が、水上の格闘技と呼ばれるボートレースの世界へ――。埼玉西武ライオンズの主力救援投手としてパ・リーグ連覇に貢献した野田昇吾は、戦力外通告を機に前代未聞のセカンドキャリアを選択しました。トップアスリートが全く異なる競技のプロへ転身する道は、想像を絶する険しい道のりです。
厳しい養成所生活を乗り越え、プロのボートレーサーとしてデビューを果たした彼は、着実にレーサーとしての地歩を固めています。妻である人気声優・佳村はるかとの絆や、師匠との出会い、そして現在のレース成績や年収事情まで、その挑戦の軌跡を多角的に掘り下げます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:西武ライオンズ退団後、小柄な体格を逆手に取り特別試験枠でボートレーサー養成所へ入所・卒業を果たす。
- 要点2:ボートレース埼玉支部に所属し、師匠である名手・須藤博倫の指導を受けながら勝率を伸ばしている。
- 要点3:妻の人気声優・佳村はるかや愛息の支えを受け、プロ野球時代に続く「水上のトップレーサー」を目指し奮闘中。
【経歴と引退理由】なぜ西武ライオンズからボートレーサーへ転身したのか
鹿児島実業高校から西濃運輸を経て、2015年ドラフト3位で埼玉西武ライオンズに入団した野田昇吾。身長167cmとプロ野球界では小柄ながら、小気味よいフォームから繰り出す強気のストレートと鋭いスライダーを武器に、貴重な中継ぎ左腕として台頭しました。2017年には「アジア プロ野球チャンピオンシップ」の日本代表に選出され、2018年には自己最多の58試合に登板してライオンズのパ・リーグ制覇に大きく貢献しました。
しかし、連投の疲労やコンディションの悪化から徐々に出場機会を減らし、2020年オフに球団から戦力外通告を受けます。合同トライアウトに参加してNPB他球団からのオファーを待ったものの、獲得に名乗りを上げる球団はありませんでした。
野球界に残るコーチや独立リーグでの現役続行という選択肢もあった中で、野田が決断したのは「公営競技・ボートレースへの転身」でした。野球界ではハンデとされがちな「167cm・軽量」という体格は、ボートレースの世界では旋回時の遠心力やボートの加速において明確なアドバンテージとなります。小柄な体を極限まで活かし、もう一度プロの勝負の世界で頂点を目指すべく、彼は水上への挑戦を決心しました。
【養成所の過酷な日々】埼玉支部での再出発と師匠・須藤博倫の教え
ボートレーサーへの道は、決して元プロ野球選手だからといって優遇されるものではありません。野田は実績あるアスリートを対象とした特別試験枠を受験し、見事に合格。2021年10月、福岡県柳川市にある「ボートレーサー養成所(第131期)」へと入所しました。
養成所は外界から完全に隔離され、携帯電話の持ち込み禁止、毎朝6時起床、徹底した体重管理と操縦訓練が課される日本屈指のスパルタ施設です。10代の若者たちと寝食を共にしながら、1年間の過酷な訓練を耐え抜いた野田は、2022年9月に養成所を無事卒業。登録番号5259としてプロボートレーサーの資格を勝ち取りました。
プロデビューにあたり、野田が所属先に選んだのは本拠地・戸田競艇場を抱えるボートレース埼玉支部です。埼玉西武ライオンズ時代に声援を送ってくれた埼玉のファンへ恩返しをしたいという強い思いがありました。
プロの世界で生き抜く技術とメンタルを授けたのが、同支部のトップレーサーである須藤博倫です。SGやGIで数々の実績を残す須藤に弟子入りし、プロとしての操縦技術、プロペラ調整の繊細なノウハウ、水上でのレース勘を徹底的に叩き込まれました。「常に冷静に、しかし勝負所では果敢に攻めろ」という師匠の薫陶を受け、野田は着実に成長の階段を上っていきます。
【現在の成績と進化】水神祭からランク昇格へ向けた戦い
2022年11月、ボートレース戸田で迎えた注目のデビュー節。初出走は6着に終わるなどプロの洗礼を浴びましたが、持ち前の勝負度胸とスタート力で徐々に水面への適応を見せ始めます。
待望の瞬間は2023年7月に訪れました。ボートレース桐生での一般戦において、見事な展開突きから先頭でゴール板を駆け抜け、デビュー初勝利(水神祭)を達成。関係者やプロ野球ファンからも大きな祝福が寄せられました。
現在の野田は、デビュー当初のB2級からB1級へと定着し、一般戦を中心にコンスタントに舟券絡み(3着以内)を増やす安定感を見せています。元投手の動体視力と体幹の強さを活かしたスタートタイミングの勘は鋭く、内枠に入った際のイン逃げや、ダッシュ戦からのまくり差しなど、戦術のバリエーションも広がっています。目下の目標であるA級昇格、そして将来的な地元・戸田での周年記念(GI)制覇に向けて、日々のレースで実力を磨き続けています。
【妻・佳村はるかとの結婚生活】子供の誕生と家族が支えた再起
野田の挑戦を語る上で欠かせないのが、2020年1月に結婚を発表した妻で人気声優の佳村はるかの存在です。人気コンテンツ『アイドルマスター シンデレラガールズ』の城ヶ崎美嘉役などで知られる佳村とは、共通の知人を介して知り合い、プロ野球選手時代から支え合ってきました。
結婚の翌年となる2021年には第1子となる男の子が誕生しています。しかし、子供が生まれた直後に野田は養成所に入所することとなり、約1年間にわたり家庭を離れる生活を余儀なくされました。
乳児を抱えながら夫の夢を全面的に応援した佳村は、声優としての仕事を続けつつ、ワンオペ育児で家庭を守り抜きました。野田自身も「家族の支えがなければ養成所の厳しい生活を乗り越えられなかった」と度々メディアで感謝を口にしています。現在もSNSやインタビューを通じて家族の温かな交流が垣間見え、異色のビッグカップルとして多くのファンから温かい応援を受けています。
【年収の真相】プロ野球時代とボートレーサーの収入比較
プロアスリートの転身において、読者の関心が高いのが「年収の推移」です。プロ野球とボートレースでは、収入の仕組みや生涯獲得賞金のペースが大きく異なります。
野田のプロ野球(西武)時代の最高年俸は、リーグ優勝に貢献した2018年オフに更改した推定3,000万円前後でした。NPBの1軍選手としては高水準ですが、戦力外となれば翌年の収入は一気に激減します。
一方、ボートレーサーの平均年収は以下のようになっています。
- B1級レーサー:平均年収 約1,000万〜1,200万円
- A2級レーサー:平均年収 約1,800万〜2,000万円
- A1級レーサー:平均年収 約3,500万〜4,000万円以上(トップ選手は1億円超)
B1級として年間を通じて出走数を確保している野田の年収は、推定1,000万円台前半とみられます。プロ野球の一軍トップ時代と比較すると基本給の爆発力こそ異なるものの、ボートレーサーは50代〜60代まで現役を続けられる選手寿命の長いプロスポーツです。実力次第で生涯年収を何倍にも伸ばせる環境にあり、今後のランクアップによってプロ野球時代の最高年俸を超える可能性を十分に秘めています。
【野田昇吾】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:野田昇吾がプロ野球を引退した最大の理由は何ですか?
A1:2020年シーズン終了後に西武ライオンズから戦力外通告を受け、トライアウトを受けるもNPB球団からの獲得打診がなかったためです。自身の小柄な体格を最大限に活かせる次の勝負の舞台として、ボートレースへの転身を決断しました。
Q2:ボートレースでの師匠は誰ですか?
A2:ボートレース埼玉支部のトップレーサーである須藤博倫(すどう・ひろゆち)選手です。SGやGIで実績を残すベテランから、プロペラ調整やレース展開の組み立てなど実践的な指導を受けています。
Q3:妻の佳村はるかさんとの間に子供はいますか?
A3:はい。2021年に第1子となる男の子が誕生しています。野田が養成所で訓練を受けていた時期も、妻の佳村が家庭を守りながら夫の再挑戦を支え続けました。
Q4:現在のレース成績や所属支部はどこですか?
A4:ボートレース埼玉支部に所属しています。2023年7月に初勝利(水神祭)を挙げて以降、現在はB1級で安定した勝率を残しており、さらなる上位ランク(A級)昇格を目指して出走を重ねています。
まとめ:異色のセカンドキャリアを切り拓く野田昇吾の挑戦
プロ野球の主力投手から公営競技のボートレーサーへ転身するという、前例の極めて少ない挑戦を続ける野田昇吾。その原動力は、マウンドで培った強い闘争心と、厳しい局面を共に乗り越えてきた家族の絆にあります。
埼玉支部の期待の星として、師匠・須藤博倫の教えを胸に水面を疾走する姿は、多くのスポーツファンに勇気を与えています。ライオンズファンのみならず、ボートレース界全体から熱い視線を集める野田が、A級昇格を果たしグレードレースの舞台で輝く日はそう遠くありません。 (出典: 野田 昇 吾(Yahoo!ニュース))